こやち

いつか家族にのこやちのレビュー・感想・評価

いつか家族に(2014年製作の映画)
3.6
肉まん食べたい。

中国の作家、余華のベストセラー『血を売る男』の映画化。各国からオファーがあったものの劇場公開にあたり国や時代背景を移しての映像化が認められた唯一の作品とのこと。ハ・ジョンウの2作目の監督作品。ハ・ジョンウって監督やってたんですね。

血の繋がり。日本人の私たちが感じるよりも血の繋がりは重いのかも知れない。(原作は中国だけれど)それでも親子の情愛は国も時代も関係無い。
いつまで経ってもダメ父ちゃんでイライラさせられるけど、壮大な前フリだった。お前にやる血はねぇと浅薄な最低オヤジからの、死にそうになりながら息子イルラクのために売血しまくる。

お母ちゃんのハ・ジウォンがとても3人の子持ちに見えないくらいキレイ。本人も美魔女なんだけど。そして息子イルラクがめっちゃ健気でカワイイ。

導師がヤスケンに似ていて、もしかして韓国のソレ的な俳優さん?とか気になってしまったわ。ここ笑う所?健気な息子に泣く場面だったけど。

売血なんて〜って思うけど、日本だって60年代頭までは同じ様な売血があったわけで、衛生環境も悪く肝炎の温床、暴力団の資金源だったらしい。映画より酷いみたいだな。
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