Rin

悪魔はいつもそこにのRinのレビュー・感想・評価

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)
3.5
いろいろと考えさせられる作品でした。
寝る前に観るのはオススメしません…

盛り上がりはなくて終始どんより
淡々と進んでいくストーリーだけど
でも引き込まれて最後まで観入っちゃった。
ホラーでもスリラーでもなく
ヒューマンドラマ寄りのサスペンス。

テーマはものすごく深い。
でも宗教色が強いから信仰心が薄い日本人や
宗教的なものが苦手な人には向かない作品かも。

というか前から思ってたけどFilmarksは
「ゴシック映画」の使い方間違ってる気がする…

話逸れたけど。

戦争、親、信仰心、喪失感、満足感、幸福感。
それらに自分がどう向き合っていくか
それとも抗っていくか。
これって難しいことや関係ないことじゃなくて
人それぞれ何かしら思うことがあると思います。

この作品の「悪魔」というのは
文字通りの意味ではなくて人の心の在り方かな。

救われる者と救われない者。
それがどういう形であれ手段であれ
アーヴィンには必ず幸せになってほしいって
最後の最後まで思わせる演出でした。
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