いろいろと考えさせられる作品でした。
寝る前に観るのはオススメしません…
盛り上がりはなくて終始どんより
淡々と進んでいくストーリーだけど
でも引き込まれて最後まで観入っちゃった。
ホラーでもスリラーでもなく
ヒューマンドラマ寄りのサスペンス。
テーマはものすごく深い。
でも宗教色が強いから信仰心が薄い日本人や
宗教的なものが苦手な人には向かない作品かも。
というか前から思ってたけどFilmarksは
「ゴシック映画」の使い方間違ってる気がする…
話逸れたけど。
戦争、親、信仰心、喪失感、満足感、幸福感。
それらに自分がどう向き合っていくか
それとも抗っていくか。
これって難しいことや関係ないことじゃなくて
人それぞれ何かしら思うことがあると思います。
この作品の「悪魔」というのは
文字通りの意味ではなくて人の心の在り方かな。
救われる者と救われない者。
それがどういう形であれ手段であれ
アーヴィンには必ず幸せになってほしいって
最後の最後まで思わせる演出でした。