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悪魔はいつもそこにの708のネタバレレビュー・内容・結末

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

神とはなんぞや?信仰とはなんぞや?

超豪華キャストによるネトフリ映画。登場人物がそれぞれの物語を抱えつつ、その人たちが絶妙に繋がって物語が展開していく群像劇。相関図が欲しくなりました。

神や信仰が話のベースにありますが、神さまなんてまったくいる気配がなくて、むしろタイトル通りに悪魔を携えた人だらけ。間違った信仰を疑いもしない。どんなに祈っても、ペットの犬を殺して神に捧げても、救いなんてありゃしません。「ライトハウス」のロバート・パティンソンが胡散臭い神父をやってましたが、神や信仰をネタにして、ゲスくて利己的な振る舞いをするさまは、悪魔というよりただの糞でした。

まぁ、ただでさえ時間が長いのに、時代や人物、シチュエーション、エピソードがいろいろと切り替わっていくので、さらに長く感じて中弛み状態を引きずるように観てましたが、いろんなエピソードが繋がって回収されていくので、とても面白かったです。よくできたお話です。
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