JIZE

悪魔はいつもそこにのJIZEのレビュー・感想・評価

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)
3.4
第二次世界大戦からベトナム戦争までを時代背景に"正と悪"の相克が辛辣に描かれる。まず主演トム・ホランド筆頭に主役級の俳優がゴロゴロ出演していて、バタバタ死者も序盤からでる。おもに米国の辺境地を下敷きに添える血生臭いスリラー群像劇か。"宗教と復讐"が堂々巡りのように因果を縦軸に土着的に湿度高めで配される。序盤でミア・ワシコウスカとヘイリー・ベネットの豪華な二大女優を使い切る思いっきりの良さも本作の白眉か。割と時制が(とくに)最初らへんは、往来してて起伏に乏しい一面も垣間見せる。終盤の畳み掛けはその真逆で足早に展開する。トムホがスパイダーウェブもとい拳銃をガンガン使い回す仕草も粋で、けっこう新鮮だった。個々の話が繋がってないようで、徐々に合流するプロットも賛否イロイロ割れそうな映画でした。手触りは辺境地色が濃く、弱サスペンスな感触だ。ぜひ豪勢なオールスターものとしては高級感のある映画です。