KUBO

魔法少年☆ワイルドバージンのKUBOのレビュー・感想・評価

2.5
前野朋哉が主演というので見てみたが、ある意味おもしろいっちゃあおもしろいんだが、かーなーり、ゆるゆるのシュールな映画でした。

「30歳まで童貞だと魔法使いになれる」

会社でもうだつの上がらぬ星村(前野朋哉)は、部の飲み会の夜、新入女子社員の秋山さん(佐野ひなこ)が部長(濱津隆之)にセクハラされているのを勇気を出して止めたのだが、ボコボコにされる。

ところが、その後、突然マントヒヒが現れたのをきっかけに、星村は特別なチカラに目覚め、ヒーローを目指す!

って、まず、マントヒヒ(芹澤興人)がちゃちい! ヒーローのコスチュームも超ダサい! まあ、手作り設定だからそれはいいとしても、いろいろゆるゆる。

前半は、そのシュールな笑いのナンセンスコメディで、それなりにおもしろかったんだけど、後半「本当の愛」とか言って話がマジになっちゃうと、重くなって、テンポ悪くなって「コレじゃない」感じに。

尺を90分くらいに収めて、後半のくどい演出をスッキリさせて、全体通してシュールなナンセンス感で統一できたら、もっと良くなった気が。

それでも、前野朋哉主演だし、名脇役同士の芹澤興人とのバディも楽しいし、そういうマニアックな意味で見る価値はある。

あと、ヒロイン役の佐野ひなこ、かわいい! それと、『カメ止め』の濱津さんに、セクハラ&パワハラ上司は無理。いい人滲み出ちゃうから、これはミスキャスト。

ムダにする時間がある、脇役マニアの人にだけ、ちょっとオススメ。
KUBO

KUBO