ショウジ

リンドグレーンのショウジのレビュー・感想・評価

リンドグレーン(2018年製作の映画)
3.8
アストリッド・リンドグレーンの作品は「長くつ下のピッピ」しか読んだことがないが、やかまし村シリーズや『なまいきチョルベンと水夫さん』など映画化されたものは結構観ている。彼女が描く子どもたちは独立心が旺盛で大人に頼らず自分たちだけでなんとかしようとするのが特徴だと思う。

本作を観て、なぜ彼女が描く子どもたちがたくましいのかがわかった。
アストリッドの“婚約者”は口ばかり達者で行動が伴わず、両親も世間体ばかり気にして彼女に寄り添ってくれない。周囲の大人がことごとく頼りないのだ。10代で子どもを産んだ彼女自身がたくましくならざるを得なかったし、子どもの味方であろうとするのは自然な流れだろう。

映画はどこまで本当のことなのかわからないけれど、孤軍奮闘するアストリッドに後半で強力な味方が現れたので、神様はちゃんと見ていてくれるんだなと思った。甘言を言う男より、行動で示す男を選ばなきゃね。