これはリンドグレーンではなくアストリッドの物語なのにな。
16歳、自由奔放で明るく元気なアストリッドが、輝かしい未来に胸を弾ませている姿には私もワクワクさせられ、
けれど待ち受ける困難の数々が彼女の自信や笑顔を奪っていく様は、みてるのも辛かった。
でもそのすべての出会いと出来事に意味があったと最後には思えるし、
彼女の描く子どもたちが今なお世界中で愛され続ける理由がわかった気がする。
ピッピは親がいないしラスムスは孤児だけど、それがどうした、想像の翼さえあればどんな状況だって冒険できるし楽しめる
厳しくもあたたかい家庭で、スウェーデンの自然をいっぱいに浴びて想像力豊かに育っただろう彼女の幼少期からは、やかまし村やロッタちゃんが彷彿とさせられる。
彼女の描く子どもたちはみんな強くて自分を持ってる。まだ読んだこと、観たことのない物語も沢山あるからチェックしなきゃ
あ、リンドグレーンさん素敵な人だったな。微笑ましい2人をもっと見守っていたかった、最後。