ともりん

リンドグレーンのともりんのレビュー・感想・評価

リンドグレーン(2018年製作の映画)
3.9
「長靴下のピッピ」作者の半生を描いている作品。今何故この地味っぽい映画なのかと考えながら鑑賞した。
優れた子どものための文化、児童文学がたくさん生まれたスウェーデン、フィンランド、デンマーク、100年前にも今と同じように日常を必死に生き夢を実現した人がいる。まだ姦通罪などがある時代に不倫やシングル出産もしながら子どもを育てるということ。現代の差別や偏見とは想像もできない。それでも子どもに暴力を振るったりしないことや自然の中でのびのびと育てる事を遺している。読者の子どもたちと往復書簡を交わしながらはちゃめちゃでも頑張って生きろと伝えている。出産の辛さ、シングルの辛さ、里親の様子も痛いほど描いているのはやはり福祉国家の作品だと納得した。虐待やネグレクトであふれている現代。だからいまなのだ

里親のマリー役の表情の演技素晴らしく際立っていて惹かれた。