ラブコメ!て感じだったけどよかった。
嘘つきで女遊びが好きなおじさんがひょんなことから車椅子ユーザーのふりをする話。
どんな入り方でも真似をしてみることで気づくこと、なくなる壁ってあるんじゃないかと、と作品を通じて思った。「障害者と偽る」ことに変に憤慨してる人はそこの感情深掘りして見てほしいかも。ポルシェに車椅子詰め込むのとか笑えたな。
車椅子同士でのデートシーンとかもなかなか映画としてはレアですごく素敵だったな。電動カーでぐるぐるは楽しそう。
車椅子デートの描写は他映画でも見たことがあるけれど、車椅子ならではの魅せ方が個人的にはよかった。
プールのシーンの映像美はハンパなくって。あんなサプライズされてみたい。現実的には有り得ないけど、映画としてめちゃくちゃにときめいた。
40代の障害者が恋愛する映画、最高なんじゃない?
言葉遊びのシーンとか本当好きでああいう空気感のデート、好きだなあって素直に憧れた。
アレクサンドララミーめっちゃ素敵だったけど、せっかくなら本当の車椅子ユーザーの方が演じてたらなお良い映画だったなーとも思ったり。
あと地味に中華料理屋で「アリガト」ていうシーンが好き。フランス映画のこういう雑なアジア感、腹立つより笑えてしまう。
ただ背が高くて声の低い「彼女」のシーンは謎だったな。彼らの多様性適応力の低さ?なんなんだろ?
嘘については早々にバレてそうだけどどうなんだろうなー?と思いながら見た。乗り方とか家の間取りとか家具配置でバレるよね…? なーんて。
「障害者だからよ」というセリフが印象的でした。