Hideko

クリスマス・カンパニーのHidekoのレビュー・感想・評価

クリスマス・カンパニー(2017年製作の映画)
4.0
原題: Santa & Cie.
英題: Christmas & Co.

wowowで吹き替え版の放送しか無かったのをAmazon Prime Videoで運良く字幕版があるのを発見し鑑賞。大好きなオドレイ・トトゥの声を吹き替えで聞くなんて嫌だったから…。

クリスマスも間近に迫り、世界中から子どもたちの手紙が人間界から遠く離れたサンタクロースの世界の家に届く。クリスマスプレゼントの製造をしている工場のような所、プレゼントが出来上がっていく様がユニークで夢があって素敵。

プレゼントを作っていた9万2000人のエルフたちが全員倒れてしまい、その治療のためには全員分のビタミンCが必要だというくだりが笑えました。「ビタミン」を米語の「ヴァイタミン」でなくてパリなのでフランス語の「ヴィタミーヌ」と発音していたり(英語ではヴィタミンとも発音するようですが)サンタクロースを「パパ・ノエル」と言ったり(正確には”Père Noël”(ペール・ノエル))字幕版ならではの楽しさがありました。

緑色のガウンを纏ったサンタクロースが実物であると大人たちが早々に信じて、ビタミンCをネットで大量購入。これも笑えるシーンの一つ。お金というものを知らなかったサンタクロース。物や労働の対価としてお金を支払うという概念を知るサンタクロースが純粋で、25日の早朝までにクリスマスプレゼントが届くと信じている子どもたちの純粋さに通ずるものがありました。

ハッピーエンディングに終わる本作でしたが、倒れていたエルフが回復したのは子どもの優しさのおかげ。暦の数え方までも楽しくてコメディ要素たっぷりな中にも本来のクリスマスの精神がきちんと盛り込まれていたストーリーが大変良かったと思います。

うーん、子どもたちには字幕鑑賞は難解かも?だから吹き替え版で、大人は字幕版で…好きなクリスマス映画がまた一つ増えました😊🎅🏻🦌💕
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