KnightsofOdessa

ギャベのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

ギャベ(1996年製作の映画)
2.0
No.909[パラジャーノフに遥か及ばず] 40点

何故評価されているか未だに理解できない監督の一人にモフセン・マフマルバフがいる。何が評価されているのか、ぜひとも教えていただきたい。

本作品は絨毯と物語=人生を”紡ぐ”という共通点から、絨毯を通して老婆がその夫と共に人生を振り返るという話なのだが、重要な局面で説明過多だったり我々の想像に任せたりと身勝手だし、いわゆる”詩的”な映画を目指そうとしたのが見え透いた牧歌的な映像は美しいを通り越して寒々しい。特に、テーマである”人生は色だ!”のシーンで、”死は…”と言って黒い絨毯が映される。その直後に妹シャーレが崖の上に登るシーンが有り、主人公ギャベの手元に黒い毛糸が投げ込まれる。伏線が露骨すぎてワロタ。

極めつけには、花を鍋に入れて熱し羊毛に色を付けるシーンが登場する。パラジャーノフ「ざくろの色」そのままだ。これは流石の私でも分かるパクりである。

この後に見た「セレブレーション」が中々強かったのと、昨日の「イカリエXB-1」「四月の永い夢」に潰される形で頭に何も残らなかった。本当につまらない話だった。