MONDAYTHEATER

母を亡くした時、 僕は遺骨を食べたいと思った。のMONDAYTHEATERのレビュー・感想・評価

3.4
個人的には楽しい映画ではなかったのですが、まあまあでしたね。
至って普通です。

とはいえこの話は死に向き合う母親とその死を乗り越えていくまでの過程が描かれてるのがいいですね。

安田さんと倍賞さんの親子像がどうのこうのということではなくて、脚本がどこかやたら叫ばせたり、喚いたり、泣いたり終いには滝に打たれたりいろんなことをさせる脚本だと感じました。

演技面は安田さん演じるサトシが引っ張っていかなきゃならないので大変です。倍賞さんはどうしちゃったのと言うくらい明るい反面いわゆる終活をする記憶がここにありと言う感じです。石橋さんのような父になりつつある私の父ですが、お金も何もいらないと言い出す日は近いのでしょうかね?来ない気がします。村上さんもほんのちょっとしか出てきてませんが、やたら叫ぶ演技は見ていて熱い人なんだと思いました。私の家はとにかく暗いので、いやだなと思う時もあります。私の父はお金に対する執着が半端なくて困っています。あと松下さんはもうピアニストではなくもはや女優さんですね。献身的に支えるマリちゃん、良かったですよ。

情景も綺麗でしたね。でも、東日本大震災をとってくっつけたようにそうそを入れなくてもいいのになとも思いました。現実的に考えると特殊な環境でないとあんなに親のことは見られないでしょうね。

漫画家を目指す塾講師と言うのも結構特殊な設定だと思いました。iphoneを使ってるのがすぐにわかったのも良かったです。

今作を見たあときっとカレーが食べたくなるような作品ですね。日本人はカレーとかラーメンとか好きですね。それにしても、こう言うタイプの傑作である「ルーム」や「湯を沸かすほど、熱い愛」には到底かなわず泣けませんでした。脚本が弱いです。

監督は「日日是好日」と同じ大森監督なので、ほのぼのとした温かみのある作品なのかと思きや、叫んだりどなったりが多いのでちょっと引いてしまう面がありました。

悪い映画ではないのですが、オススメできるかと言うとお勧めできないかなと言う感じです。本当に「キミスイ」のような作品になるのかと期待はしていたのですが、残念です。次回に期待です。