ハーレイちゃん、孤軍奮闘の巻！
うーん、アメリカでの批評はまあまあだったので、期待してたんですけどねぇーー。
予告まんまの「ハーレイちゃん孤軍奮闘」振り！でした！
マーゴットロビーはほんと、ジョーカーなしでハーレイクインをちゃんとモノにしてるんですよねーー。声もいいし、あのファッションとメイクも手伝って、ひとつのシリーズをしょえるヴィランとなっております。ハイ、アクションのキレはイマイチだとしても！です。
でもさ、ストーリーはイマイチだし、なにより彼女以外のキャラが弱いっっ。
ブラックキャナリーにせよ、ハントレスにせよ、モントーヤ刑事にせよ、みんなキチンと背景のストーリーはあるのに、それが「説明」レベルのもので、ちゃんとした彼女たちの背景というか、エモーショナルな過去になりきってない！のよねぇーー。なので「復讐」とか言われても盛り上がらないし、ブラックキャナリーの反逆も説得力薄いし、女一匹狼のモントーヤも…ロージーペレスかつてはいい女優だったのになあ…。衰えたなあ…。
モントーヤには、かつてのジーナローランズや、スーザンサランドンや、ウーピーゴールドバーグレベルの「なにくそ魂」が必要だったよねぇー。あそこが普通のおばちゃんになったせいで、他ぜーーんぶグレードダウンしたのは間違いなし。ミスキャストもあるけど、監督の演出っていうんですかねぇ。もっと彼女を「男性社会でひとりもがくハングリーな女刑事」として目ギラギラなキャラにしちゃえばよかったのに。
それでも、本作の最大の失敗は悪役でしょうねぇ。ブラックマスク！
もうミスキャスト以前！脚本でしょうね。あいつ…ただのチンピラじゃねーかw
スーパーパワーどころか、決め技も決め台詞もなし。あ、マスク剥ぎ？確かにやってたけど、それクライマックスとなんか関係ありました？？？
そのチンピラは「イェーーイ！」くらいしか言えないレントンがやってもさーー。怖くもないし、迫力もないし、ハーレイクインの脅威にはなりえないよーーー。
スーパーヒーローものたくさん見て来たけど、今回のブラックマスクほどのトホホヴィラン、なかなかいないっすw
あのマスク、なんか意味ありました？？？w
あ、あと最後に。チャーリーズエンジェルに負けじとこちらも女性監督を起用してマーゴットがプロデューサーとなり、完璧な女性布陣で挑んだようですが…やっぱアクションモノとれる女性監督ってマレだと思うなあ…。よーく選ぶか、そこは妥協して男の監督でもよかったのでは？と思ってしまいました。それだけアクションがイマイチ！
ハーレイクインはほんと魅力的でしたが、アメリカではコケたことだし、このシリーズは打ち止めかなあ…。ハーレイ、DCのどれかにゲスト出演させてくれるといいね！
