ぺんじん

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYのぺんじんのレビュー・感想・評価

4.2
ハイテンポ&ハイテンション!
ハーレイ・クインの1人語りで進んでいく物語は彼女のテンションに合わせてめっちゃ早口!更に時系列もあっちこっちに飛んでゆくので、この映画を楽しめるかどうかは彼女のテンションについて行けるかが大事。まぁ聞き取れなくても、時系列が分かんなくてもそんな難しい話じゃないからOK! 観客に話しかけてくる感じはデップーみたいで楽しい。デップーとは違って、オシャレな下品さ。
そしてアクションシーンが凄い!やっぱり『ジョン・ウィック』チームが関わってるから、ワイヤーアクションやスライディングタックル、飛び上がってからの2段攻撃&絞め技など相手の倒し方が豊富!ハーレイがチェーンソーじゃなくて、金属バットを選んだシーンはそうそう、それそれ!って興奮したもんな。白い粉が舞ってるシーンもあるし、とにかくカラフルでキラキラした舞台を背景に、ハイテンションなアクションシーンが楽しい!
まぁハイテンションで話がポンポン進むから話の終盤に向けてのタメが少ないような気もするし、敵のブラックマスクも残虐だけど大物感が薄いから話のスケールも小粒。というか物語のキーになるアイテムの扱われ方、物語を通して結構雑じゃない?
そんなこんなで物語のスケールは小さいけど、隣町(ゴッサムシティ)のお姉さん大ハッスルという感じで肩肘張らずに楽しめる感じが良かった!あんまりチーム感は無かったけど、戦ってる最中にヘアゴムを渡すシーンはまさにシスターフッド!という感じでグッとくる!
とにかくスクリーンの中の女性たちとワーワー言いながらギャハギャハ楽しめる一作。Born to be wild! Born to be free!
ぺんじん

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