破壊大帝神山メタルス

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYの破壊大帝神山メタルスのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

愛を失って捨て鉢になった主人公がふとしたきっかけで見ず知らずの子供を守ることになり、最終的に寄せ集めの仲間たちと”家族”になる…。

主演の役者は役に惚れ込み、自らアクションシーンを買って出るだけでなく、製作にも名を連ねる…。

イェーイ!まんま「デッドプール2」(褒めてます)!

今回は前作「スーサイド・スクワッド」と違って敵が普通のギャングだったので、ハーレイもようやくその戦闘能力の高さを見せつけることが出来ましたね。ただ、ド派手な見せ場が冒頭の化学工場爆破くらいで、ラストもボスが”軍隊”を引き連れてきた割にはドンパチにならず「死亡遊戯」的な肉弾戦ばっかりだったり、対するハーレイ側も武器庫が空でズッコケる描写の割に程よく武器が残っていた所為で「七人の侍」的な適材適所の頭脳戦とはならなかったり…と、要所要所で若干肩透かしを食らってしまったかな。体を張ったアクションシーンも見どころではあるんだけど、キャラ毎にバリエーションを見せるというよりは、アームドラッグからの関節技…みたいに技術体系が似通っちゃったのは残念。

とは言え、奔放過ぎてゲロまで吐いちゃうマーゴット・ロビーはやっぱりとってもキュートだし、前作に比べてその”職歴”を生かした精神分析シーンなんかが増えて、ちゃんと”ハーレイの映画”になっていたのは◎。年齢も国籍も多種多様で魅力的な女性陣は、中でもクロスボウ・キラーが美味しいキャラだったかな。さて、ブラック・キャナリーの参戦でドラマ版とはまた違うアローの登場は期待して良いんでしょうか!?