このレビューはネタバレを含みます
2020/7/13
私も新しい人生、完璧なエッグサンドからはじめたい…
順番的にはスーサイドスクワッド→本作という感じなのだけど、冒頭でハーレイちゃんが面白おかしく説明してくれるので、これだけ見ても楽しめるし全く問題はないです。ちょっとアニメチックで可愛かった。
ジョーカーと別れたハーレイ、後ろ盾がなくなったことにより、いろいろな人たちからの恨みが全部のしかかり、復讐のため狙われることに。
序盤は好きな人を引きずって、苦しくてヤケになったりもするんだけど、束縛から解き放たれ、見ていてスカッとするくらいにかっこよいシーンがたくさんです。
はじめてポスターを見たとき、なんで髪の毛がこんなに短いんだ?と違和感を覚えましたが、ジョーカーと別れて辛くて泣きながら髪を切るシーンがありました。そのため、この髪型のようです。
金を払うのはマヌケだとか、今回もハーレイちゃんならではの名言を残してくれています。
ダイヤを取り戻すためにとある女の子とお買い物をしたりテレビを見ながら食事をするシーンがあるのだけれど、女の子同士の空間で見ていて心地よかった。ペットのハイエナ(ブルース)と戯れるシーンもよかった。あとから知ったのですが、ブルースって名前がバッドマンの本名なのだとか。
警察に乗り込むシーンで銃をぶっ飛ばすところ、ふつうなら血まみれ、グロテスクになるのに、ポップでカラフルで、見ていてかわいい!となるような演出はこの映画ならではだと思います。楽しく遊んでいるみたいな描写。
スーサイドスクワッドの時も思ったけれど、敵同士、というか、まあ普通なら手は組まないよね、という子たちが一時、力を合わせて闘うっていうのはやっぱり熱いものがあるわけです。それが今作は女の子たちが力を合わせて戦うシーンがあるのでとっても良い。見ていてスカッとします。
戦闘シーンで小鳥ちゃんが髪の毛邪魔そうにしていたら髪留めあげるハーレイちゃんの優しさよ…ぎゅん、ときました。
(ぎゅん、って何。)
ハントレス姉さんが個人的に好きなのでもっと出て欲しかった。
長いものには巻かれろ、という言葉の通り、一時は裏切ろうとしたりもするけれど、腹を括って立ち向かうハーレイちゃんの真の強さを感じたし、ジョーカーに出会ってなかったらきっとこうはならなかっただろう、と思えたというか。
馬鹿っぽく、気が狂ってぶっ飛んでいるシーンは多いですが、彼女はこれでも精神科医。劇中、精神科医っぽいことを言うのですが、そんなことすっかり忘れてました。笑
一件落着して、女子会みたいにご飯食べてるシーンも好きだったなあ〜…
エンドロールもおしゃれで演出が素敵でした。私たちになにを伝えようとしていたのか、気になっちゃいます。