火星

アド・アストラの火星のレビュー・感想・評価

アド・アストラ(2019年製作の映画)
3.8
結構賛否が分かれる映画らしいけど、俺は好きです、この映画。だけど、それはストーリーを抜きにした場合のこの映画の世界観と雰囲気そのものに関して。
ストーリーに関しては正直言って退屈そのもの。他の監督だったら、序盤30分で終わらせそうな内容。氷が溶け切ったハイボールみたいな物足りなさは否めない。
だけどね!俺が評価したいのは作り上げられた世界観とか宇宙空間での描写とか音の作り方とか撮影技法とか光の使い方とかその辺なのよ!この辺は全部素敵だった。頑張れば今の人類が2070年くらいには実現出来そうな絶妙なリアリティさにワクワクさせられたね。この辺のリアリティさ、大傑作漫画「プラネテス」の世界観にかなり近かったけど、なんか意識とかしてるのかな。そんで、音も宇宙空間での静寂感と迫力を損なわないバランスを巧く取ってたな。ブラピをカッコよく映すという気概を感じるライティングも良かった。リヴ・タイラーはまた宇宙飛行士の妻やってるし。

個々のシーンで観れば結構アガるシーンもあったかな。月面マッドマックスとか『スタートレック イントゥ・ダークネス』みたいな加速とか。思ったより悪くない映画だと思いますよ。