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アド・アストラのDcatcHerKのレビュー・感想・評価

アド・アストラ(2019年製作の映画)
3.8
 宇宙=科学 いや違う、宇宙≠科学
 突き詰めていけばいくほど、科学でなく宗教的な世界に入っていく!?
自己を無にすること、無の世界的な。

 親子、夫婦のつながりと愛情、人と人の繋がり。
 科学が進んで、宇宙に飛び出すようになっても、結局、人間の原点というか根源的なことの解決には科学ができないこともあるんだなぁと、この映画を観てそう思う。
 特に、ブラッド・ピットさん演じる宇宙飛行士のロイ・マクブライドが、飛行の度に心理テストを受けているシーンが、そう思わせる。

 宇宙でのシーンは、これから先、本当に普通になるのだろうか?月よりも遠い火星や海王星に行ったり、宇宙での作業だったり、こんなに簡単にできるようになるのだろうか?
 そんな科学的な部分は、ちょっと現実離れして違和感があった。
 そして、宇宙とか科学的なことより、人間の苦悩をテーマにした映画のような気がした。
 であれば、舞台は宇宙でなくてもいいような気がするのは、私だけだろうか?

(前回レビュー)
 9月22日(日)のレイトショーで鑑賞したのに、レビューできなかった。忙しかったのもあったが、実は予想外の展開になってしまったから。
 映画館での予告を観て、ブラッド・ピットさんとトミー・リー・ジョーンズさんが出ているので、「きっと面白いだろう!」、「宇宙が舞台だけど、ドンパチでなく親子の情愛を描いた泣ける映画?」と勝手に思い込んだいたが、そんな雰囲気ではなかった!?
 そして、宇宙モノ、全体的に黒の背景に浮かび上がるロケットや人物という映像に、結果、「ファースト・マン」と同じ、いや同じどころか、観始めてすぐに完落ち状態。
 いつもなら、眠りに落ちると、隣で「つんつんする」妻も、これほどだと呆れて、何もしなかった。
 そんな状態だったので、リベンジをすると決めたのだが、その後、忙しくなって観に行くことができず。やっと、明日(10/6)、観に行くことができそう。なので、とりあえず、映画のレビューでなく、観た時の状況をレビュー。(笑)
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