2020年5月23日
『アド・アストラ』 2019年アメリカ・ブラジル制作
監督、ジェームズ・グレイ。
この監督さんの『ロスト・シティZ失われた黄金都市』
は面白かった。
近未来。
ロイ(ブラッド・ピッド)の父は宇宙飛行士だが、事故の
後、行方不明。
妻とは離婚。
ロイは宇宙飛行士として、仲間と共に月に行く。
宇宙船ケフェウス号に乗り火星に行く。
火星地下基地から、海王星のリマ計画宇宙ステーション
へと辿り着く。
画面はきれいだ。
ブラッド・ピットさんのアップが多い。
甘めの顔だちから、渋みも加わりなかなか良い男に
なってきたね💛
SFなんだけど、おもしろワクワクする宇宙人が出演の
SFとはかけ離れ、こちらは超現実っぽい孤独なSFだ。
何故か、簡単に人がパッパと亡くなり、主人公は一人
孤独になっていく。
地球では孤独を愛した男が、宇宙で真実共に孤独に
なってしまった時に、何を思うか?
その辺がテーマなのかな。
そして、その父親も同じ。
すぐ傍にいて、父を慕う息子がいたのに、父は遥か
彼方の宇宙にいるかも知れない宇宙人を探すことを
選ぶという矛盾。
ラスト、ロイの前に現れたのは・・・!?
天地真理さんの「ひとりじゃないの」という歌を
思い出した。
♪ひとりじゃないって すてきなことね
あなたの肩ごしに 草原も輝く
ふたりで行くって すてきなことね
いつまでも どこまでも♪
"ad astra" は「星々(天界)へ向かって」という意味
幸せは すぐそばにあるよ。