ガリ

アド・アストラのガリのレビュー・感想・評価

アド・アストラ(2019年製作の映画)
4.0
まず、観る前に、アドアストラってだれ?って
検索しましたよ。
アドアストラ=「星の彼方へ」
ですって。
ワクワクが止まらないよね。
皆がわからないラテン語題とかしないもんね。
それに肩書きがスリラーになってるもんね。ワクワクするよね。

オープニングからの映像の秀悦さに感無量です。
そして、ブラピ映画に欠かせない
ブラピの語り攻め!!
いやはや、すごい!!!

こんなにも近未来な世界や状況や世界をぶっ飛ばして123分ブラピ第一人称、
第一人称思考。
しかもずっと終始入り込んで魅入ってしまいました。

宇宙の、全く未知の未来の宇宙の在り方の中で、ブラピは宇宙を語りながら
終始 〝 人の人生 〟を語っていた。
自分の主観で語っているかのようにしていたが、彼は生きるという事、人はなぜ生きるかという事、人はなぜ死にたくないのかという事をずっと語っていました。

彼は、父に会う前は夢を心から奪われ、
父に出会って、生きる事は夢ではない事を学んだ。彼にとって父は銀河系そのものなんだろうね。生物学的とか、育てのものとは違って、比喩に近いくらいの存在なのだと思う。
父親そのものが憧れを抱く人が目指す、未知の生物の虚像の象徴なんだろう。
ツチノコに一生を注ぐ事に、宇宙飛行士になり、海王星に行き、安堵の元に帰っていく幸福感以上のものがあるわけがない。

人は当たり前の事に気づくために
一生という時間を費やす。

生きる事がアドアストラ



ああああ!おもしろかった!!!
これがスリラーなら深すぎませんか?
リブタイラーの顔ってあんなだった?
あんなのリブタイラーのそっくりさんよ。

ツリーオブライフもだけど
ブラピのこういう作品は大好きだなぁ。

ブラピ映画を観る余裕がある精神状態の時に、どっぷり観ると
骨の髄まで染みる。

でも、重力とか、船外活動とか
いろんな宇宙映画観てきて
それはそれでいいの?ってなる事がよくあって、あれは未来だから大丈夫なんだろうな!きっと
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