アド・アストラの作品情報・感想・評価

「アド・アストラ」に投稿された感想・評価

EnoTaka

EnoTakaの感想・評価

3.7
なるほど、なるほど、なるほど。これが見終わった後の率直な感想笑。前評判はかなり良くて、海外の映画祭とかでは絶賛されて日本で公開されたわけだけど、日本での評価はイマイチ良くない。でも確かにこれが傑作だと言われる理由も分かるし、つまんないと言われる理由も分かる。これは海外と日本で評価が大きく分かれる作品。ぼくにとっては、良いところもあれば悪いところもあるなっていう印象。パッとしない意見で申し訳ない笑。とにかく静かな映画。こういう系も嫌いではない。ただレビューするのは非常に難しい。この映画を見て感じる感情は言葉にできるようなものではなくて、心に宿るようなものだと感じた。これを見て自分は外国人向きの感覚なのか、日本人向きの感覚なのか判定してみるっていうのも面白いかもしれない。是非見てほしい。
ブラピ目当てで行ったけど、期待外れ。ストーリーがしっかりしてると思ったらそうでもなくて。宇宙に飛び立つシーンとか凄いんだけど、それだけかな?って感じでした。
2019/10/10 @Toho渋谷

詩的な映画
宇宙の孤独に狂っていく様子を見て、かなりヤバイ展開をも期待したのだが・・・
面白い映画であり、宇宙の美しさと恐怖は良く出来ていたが、自分的にはあと一歩。(途中、期待しすぎたのもある)
親父なんでそのタイミングで行っちゃうの?とか
親父に会うために人コロしまくりじゃね?とか

1〜駄作、2~普通、3〜良作、3.5〜名作、4〜オススメの傑作、4.5~生涯の友
Banila

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4.0
宇宙空間にいるような感覚になりました!
hiromi

hiromiの感想・評価

5.0
冒頭のブラッド・ピットとリブ・タイラー(と一瞥ではわからない)のショットから引き込まれ、最後まで。宇宙の孤独とブラッド・ピットの内省、モノローグが印象的でした。
ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズが共演したスペースアドベンチャー。地球外知的生命体を探求する父親に憧れて宇宙飛行士になった息子が、父の謎を探る。まず言わせてほしい、、、トミー・リー・ジョーンズは某CMで宇宙人役とかしてるので、この作品での役は、もはや普通の人間に見えないですw そして72歳にしては、ほんと老けすぎて、もちろんメイクなどもあると思うけど、ものすごいおじいちゃんです。銀河のはるか彼方の海王星にブラッド・ピッドが探しに行くんですけど、、、。これは、、なにを伝えたかったのだろう、、、。自分のやりたいことは犠牲を伴ってでもやれ!なのか。それとも、、、。これはかなり終わり方が複雑な思いになるというか、たくさん答えが別れそうだなぁ、、、。
taiga

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2.3
独り
孤独
親子
信念
執着
過去
決別

戦い
自己と他者
きれいに言えば、とても静謐な映画。
乱暴に言ってしまえば、地味過ぎる映画。

冒頭の主人公ロイの独白が宇宙飛行士たる自分を語るものというより、俳優ブラッド・ピットの役者業、映画製作への矜持を語るものとも感じられ、細君との痛ましい別離が挟み込まれて、それは確信に。
ハリウッドスター出演のエンターテイメント映画というよりは、ひとりの男の私小説の様な趣きです。

父性に対するコンプレックスというテーマも「ツリーオブライフ」を想起させられ、本作を持って俳優業は控えていくという表明からしても、本作に対するブラピのシリアスぶりが手に取れる様に判るというもので。

しかし、肝心の作品全体の出来上がりとしては、近年、良作が続く所謂「宇宙もの」と比較しても、ビジュアルアイデアやストーリーテリングに特筆すべき点が少なく、ストイックな語り口に物足りなさは否めないです。
「スター」ブラッド・ピットでなければ、また、彼の人物像や諸々の背景というサブテキストが無ければ、作品単体としての"引力"はおそろしく脆弱と言わざるを得ないと思います。

それにしても、多くの「宇宙もの」映画が、深淵で未知な世界を描こうとして、結局はパーソナルな「家族」の物語にほぼ等しく回帰していく共通点は興味深いですね。
そこへいくとキューブリックの傑作はそこからは完全に自由で孤高の存在であり、やはり特別だよなぁ、なんてことを考えながら観てました。
鑑賞後にグッタリする観客を観て「やりあがったな!」と妙なテンションで、その部分だけ元を取ったな、というような気持ちになれたのだけど、この手の映画って、色んな思考が逡巡してしまう。

何せ。お金と時間を払い「楽しみに」来ているわけで…。いや、別に結果楽しくなくても良いのだが、観ているときは楽しめるか楽しめないか、ということが葛藤を始める。
なるべく目の前で映し出されているものを否応なく読み取ろうとする。

だから画面いっぱいに映し出される「それ」に対して色んなメタファーやら、逆に、素直に観たままを感じてみたりを駆使して、最終的に僕は途中から憤慨してしまった。

あまりにも壮大でお金もかかった、とんでもない話が外枠で展開していて。要は風呂敷を大きく広げた物語に対して、ブラッド・ピット演じるロイのなんともわかりやすい葛藤と、わかりやすい拗らせ方をしたトミー・リー・ジョーンズの、なんともわかりやすいオチと「気付き」のための旅。

ただ、ただ。
お願いだから、それは「家でやってくれるか?」と思ってしまう。
僕はやっぱりこの旅の途中で死んでしまう人たちのことを考えてしまう。
僕は、リヴ・タイラーがアンジェリーナ・ジョリーに見えて仕方なかった。
そして「老い」を迎えるハリウッドのトップ・セレブの実に個人的な孤独感にも、見えた。

正直、もう若い女の子と遊び尽くしただろうし。どう考えてももう「青年」じゃない。歳を重ねただけの仕事をしたいだろうし、なんなら仕事ももういいや、という気持ちなのかもしれない。ただただ、愛する我が家に愛する家族がいる。

それを手にしていないというプラピの独白と言えば、切なくもなるけれど、だからといってやっぱり描写は足りないと思うし、このストーリーだったら、同じ「プランB」製作でも、「ツリー・オブ・ライフ」の方が出来が良かったし。

やっぱり、この手の煩悶は、世界を巻き込むんじゃなくて。家でやって欲しい。
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