シマクマ

ベラのワンダフル・ホームのシマクマのレビュー・感想・評価

ベラのワンダフル・ホーム(2019年製作の映画)
3.3
コロラド州のデンバー市、小さな壊れた一軒家の瓦礫の下。
主人公の雌犬ベラは、飼い主を失った猫たちと一緒に暮らしていた。
ある日、ベラは、ボランティアで餌を与えにやってくる青年ルーカスが気に入りついて行くことにする。
ルーカスもベラを気に入り家に連れて帰る。
ある日家にベラを家に置いておけない事情が出来た為ルーカスの勤務先の退役軍人病院にベラを連れて行く。
ベラはそこでも職員や元軍人たちの人気者になる。

ある日、市からベラは危険なピットブルという犬種のため、その所有は違法だと指摘される。
困ったルーカスは、同僚のオリヴィアの親戚の家である600キロ離れたニューメキシコ州にベラを移動させる。

ベラは移動先の家で可愛がられるも自分はこの家の者ではないと感じていた。
ある日、ベラは、この家を出る決心をしそっと抜け出す。
しかしその時、ルーカスは、デンバー近郊のゴールデンにベラの引き取り先を見つけニューメキシコに向かってる最中だったのだ。
非情にもルーカスの車と行き違いになるベラ。

ルーカスに会いたい一心のベラにとっての
600キロ離れた我が家を目指す未知なる旅がこれから始まる・・・という話。





「僕のワンダフル・ライフ」「僕のワンダフル・ジャーニー」と同じ作者が書いた小説の映画化と聞いて
この2作がとても良かったので期待を込めて鑑賞。
残念ながら前2作程満足いく出来ではなかったです。
ベラがルーカスに拾われて飼われる所まではとてもほっこり出来たのですが
ベラの一人旅が始まってからは面白さが下降気味。
ベラの物悲しいストーリーになっていて気分が下がっていきました。
登場する犬や猫は可愛いので期待値を下げて鑑賞することをオススメします。






(ここからネタバレ)
この映画はマイナス点が多かったです。
ベラの一人旅は、殆ど野良犬状態
お腹をすかせて歩き、人間の食べ物を盗んでは追いかけられ 
また狼に襲われたり浮浪者に捕まって危うく餓死しそうになったりとかなりキツイシーンが多い。
ラストの自動車事故で右の前足負傷のせいでケンケンしながら歩く様子はとても痛々しかった。

この映画のほっこりさせる場面に関しても気になる所がありました。
仲間になるピューマとベラのシーンは自然な動物とは思えない動きが多く
ディズニーのライオンキングみたいな感じだったので実際の動物の演技ではなくCGかなと思います。
そう思うとストーリー性のないCGの動物の戯れを観ても萎えるだけなので楽しくなかったです。

また主人公犬ベラ自身も
母親代わりの猫からあっさり離れるし
一人旅の途中で親切にしてくれる青年からも離れていくし
お話の作りが雑なせいかちょっと薄情なように見えたせいで共感できない部分もありました。

前2作のような人間と動物の心温まるふれあいドラマが観たかったので残念に思います。