髙橋佑弥

結晶の構造の髙橋佑弥のレビュー・感想・評価

結晶の構造(1969年製作の映画)
4.0
クソ傑作。自由闊達、躍動感溢れるアドリブ的な遊戯シーンの多幸感と徐々に明らかになる思惑、関係性の微細な変化、静寂、顔と顔、視線と視線の緊迫。車がやってきて始まった物語は、車が去りゆくことで終わる。一抹の寂しさ。ジャンプカット3回連続で示される時間経過虚無感表現、ピアノ劇伴&流れるようなモンタージュも素晴らしい。

夫と妻、彼らを訪ねてきた夫の旧友…の三人の話なのだが、旧友「明日みんなでどっか行こうぜ」妻「賛成賛成」夫「仕方ない…そんなに行きたがるなら良いよ」と外出して見た映画がお色気映画で、妻が帰りムスッとしてる…という展開が最高。「ワタシ教師なんでこういう映画はちょっと…」

・noteに長めの感想を書きました
https://note.com/mr21807991/n/n29e51b9c1e02

2019/02/04 (過去感想サルベージ)
髙橋佑弥

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