まーしー

アナベル 死霊博物館のまーしーのレビュー・感想・評価

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)
3.0
ピアノ、ウェディングドレス、テレビ、ブレスレット——超常現象研究家ウォーレン夫妻の自宅にはワケありの道具たちが厳重に保管されている。
「死霊博物館」と称されたその場所に、アナベル人形がやってきたが……。

冒頭にウォーレン夫妻も登場。いきなり悪霊に襲われるなど、最初から恐怖のギアは全開。また、夫妻の登場で『死霊館』シリーズとの繋がりが明確になっている。
本作の主人公は、夫妻の娘とそのベビーシッター、そしてその友人。
彼女たちを襲う怪奇現象の数々。ポルターガイストや吸魂(?)など、既視感ある現象のオンパレードで、観る者を驚かせてくれる。フェリーマンや甲冑を着た霊など、悪霊の種類も多彩。
これまでの『アナベル』シリーズはじわりじわりと恐怖を与えてくる印象だったが、本作ははっきりと驚かせる系。

色々と伏線らしき見せ方も多く(例えば冒頭の交通事故現場にいた女性の影など)、私の頭ではモヤモヤが残ったままの場面も。
細部にも色々と仕掛けが施されていたものと思われる。
詳細まで理解できなかったが、少なくとも悪霊が入った道具を素人が触ってはならないことは学んだ。

なお、本作の公開年に、『死霊館』シリーズのモデルとなったロレイン・ウォーレンが逝去。彼女に捧ぐテロップも流れる。

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○『死霊館』(’13)
☆『アナベル 死霊館の人形』(’14)
○『死霊館 エンドフィールド事件』(’16)
☆『アナベル 死霊人形の誕生』(’17)
◇『死霊館のシスター』(’18)
□『ラ・ヨローナ~泣く女~』(’19)
☆『アナベル 死霊博物館』(’19)
○『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』(’21)