時は2020年。2020年3月に戦争が終わったものの、戦争により東京五輪が非開催になった東京に、1945年から雀士の哲がタイムスリップし…
完全なるトンチキ映画なのに、意外と面白くてびっくり!!笑
白石和彌監督の休息時間みたいな作品だし、色々遊び心満載で好き勝手には作っているのだけど、意外とストーリーのエピソードの積み重ねは丁寧で、キャラクター達に感情移入しやすいのが良い。
特に主人公とヒロインのドテ子との関係が良かった。
トンチキ世界観にキャラクターもぶっとんでるし、その設定いる?って言う無駄感もあるのに、まぁ許せてしまう。破綻してそうで意外と破綻しないバランス。
全編iphone撮影らしいが、ロケシーンの荒さ以外はあまり気にならないのがすごい。むしろ画面が綺麗すぎないのが味。
弘法は筆を選ばず。最近は名のある監督もiphone撮影作品を作ったり、自主制作映画もiphone撮影のものが多いらしいが、センスがあればiphoneでも全然問題ない事がわかる。
正直麻雀全然わからないけど、最初から最後まで楽しめる映画でした。
このトンチキ世界観、クセになる。