門倉カド

麻雀放浪記2020の門倉カドのレビュー・感想・評価

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)
1.0
麻雀の知識は必須。奇想天外すぎる、珠玉の痛快破天荒ムービー!!

【賛否両論チェック】
賛:終戦直後から2020年へとタイムスリップしてきた主人公が、ぬるい時代に風穴を開けて一大旋風を巻き起こしていく様は、痛快の一言に尽きる。
否:そもそも麻雀のルールを知らないと、全く楽しめないこと請け合い。設定や展開も荒唐無稽で、なかなかついていくのが難しい。ラブシーンもあり。

 まず大前提として、麻雀の知識は必須です。最低限のルールが分からないと、なんだか全く分からないまま話が進み、そのまま終わってしまいそうです。
 物語は、まさに奇想天外・荒唐無稽・破天荒といった言葉がピッタリな内容です。終戦直後の東京で、命を賭けて麻雀を打っていた哲が、良くも悪くも平和ボケした2020年の東京へとタイムスリップしてきて、やがて社会旋風を巻き起こしていく姿は、非常に痛快に映ります。
「勝負しねえで生きる奴に出来ることはな、長生きだけだ。」
という言葉が、メチャメチャカッコよかったです。
 ただ、肝心の展開も思いのほかメチャクチャで、ツッコみどころも多すぎる印象を受けてしまいます。真面目に観るというよりは、その辺りも加味して軽い気持ちで観るのがイイのかも知れません(笑)。
 ラブシーンやグロシーンも結構あったりしますので、好き嫌いは両極端にハッキリと別れそうな作品といって間違いなさそうです。
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