マクガフィン

あした世界が終わるとしてものマクガフィンのレビュー・感想・評価

3.0
ポスターや題名から、難病系の中に何気ない日常を描く青春ドラマかと思いきやSFで驚く。最近のアニメ映画はポスターから判断できないので困惑する。

前半の情景の綺麗さが印象的で、特に人間キャラの造形が際立つ。ドラマ・バトル・SFパートなどテイストがテンコ盛りだからか、人物描写はありきたりに。

また、展開がターミネーターのようで、造形がエヴァンゲリオンのような人型ロボットが登場し、手が変形する武器が、またターミネーターを髣髴することに苦笑する。時空の歪みや父の研究成果を3DCGの迫力や展開のスピードで誤魔化すことも同様に。

突っ込み処はあるが、二転三転するシークエンスやテイストが変わることをコンパクトに纏めたり、3DCGとの組み合わせにハッとさせられることも。青春ドラマもSFも両方できそうなので、今後の活躍に期待したい。