マクガフィン

LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯てのマクガフィンのレビュー・感想・評価

2.9
ワンシュチュエーションの密室・会話劇で、登場人物が徐々に追加されたり、入れ替わるようなフォーマットは舞台的で、演出も熱量の高さも同様に。冒頭から20分のワンカットは良かったが、波岡一喜が登場すると、大仰さと、いつもの外国人役からか、会話の熱と反比例するかのように辟易する。

終盤の反転も何だかで、エンドロールは蛇足。トータル的には詰まらなくなし、覗いているような距離感は良いが、プロットの唐突感や繋ぎの荒さもあり、舞台なら面白いかもしれないけれど、映画館だとどうなんだろうと、DVD鑑賞しながら、思いにふける。