順慶

コンフィデンスマンJP ロマンス編の順慶のレビュー・感想・評価

3.6
三浦春馬の訃報を知って、見るつもりじゃなかった本作を見た。
やっぱり三浦春馬はかこっこいい。

見ている側が、だましたり、だまされたり揺さぶられる。種あかしもいいし、「どこからなんだよ」とジェシーがくやしがるように、見ている側は同じ気持ちで楽しくなる。

こういう作品は、最初から信用してはいけない。だましているつもりが、だまされているふりをしているというよくてきた脚本。後から思うとかなり強引な気もするが、何も考えず見ることができるエンタメ作品。
そして、ちゃんと“ロンマス”を描いている。タイトルに偽りなし。

三つ巴のクライマックス。どこで江口洋介が出てくるのかと思ってたら、なかなかの大ボス感。そして3人の銃の構え方は渋い。銃を寝かせて構えるシーンは、ジョンウーかよと思った。

この映画の竹内結子は凛としていて、最高に良かった。そして、実は悲しい女というところもいい。
端役を見つけるのも楽しい。ジャッキーちゃんは、セリフもないし、石黒賢や小栗旬の無駄づかいもいい。
順慶

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