もうね…
小さな子供やワンコとかが出て来る映画は反則だわ!!と分かっているけれど、涙が出てしまうんですよね。
7歳のアマンダちゃんが健気でいじらしくてねーぇ😢
映画の冒頭から30分ぐらいまで、幸せなシーンが続いていきます。
初夏?か夏のパリが輝いていて、キラキラしていて、本当に町並みや公園が美しくて、ため息もの。
歩道の角っこ…分かるかしら?とかまで素敵なんだもの☆
サンドリーヌとアマンダちゃんが暮らすアパートの窓を開けた時に見える景色。
アパートの部屋のインテリアも素敵☆
姉のサンドリーヌはシングルマザーでアマンダを育てています。
職業は英語の教師。
部屋にエルヴィスプレスリーの本が置いてあって、アマンダは「この人誰?」とサンドリーヌに尋ねます。
サンドリーヌは「表現」と言うものをアマンダに教えるのだけれど
「表現?」7歳のアマンダには少し理解が出来ないの。
「エルヴィスはアメリカでとても人気があった歌手で、ライブが終わっても、ライブ会場の外でエルヴィスを一目見ようとファンが帰らなかったのよ。そこでアナウンスが流れたの。"エルヴィスはもう建物から出て行きました"って。分かる?
"もう終わり。望みは無い"って言う意味なのよ。」
とサンドリーヌはアマンダにそう教えます。
その後エルヴィスの曲を掛けて2人で部屋で踊るシーン…愛おしい過ぎます。
後にこのサンドリーヌの言葉が映画の中で生きて来ます。
弟のダヴィッドは町の緑の剪定や、アパートの部屋を貸す仕事をしていて、言葉少なくて、ちょっと不器用な若者。
ブルターニュからやって来て部屋を借りたレナと良い感じになるのですが…。
そして、公園で銃乱射事件が起こり、サンドリーヌは亡くなってしまいます。
突然、姉を亡くしたダヴィッドと
突然、ママを亡くしたアマンダ。
アマンダは夜中、突然号泣したりするけれど、決して
「ママに会いたい!」
とか
「ママは何故死んでしまったの?」
とか言わないんですよ😭
アマンダはダヴィッドの父親の妹である叔母(アマンダからしたら大叔母さん)の家と、自宅を行ったり来たり。
「今夜は叔母さんちじゃなくてダヴィッドと一緒に居たいの。」
と泣きじゃくったりする事もあるけれど、
決してワガママを言ったり、スネたりゴネたりしないアマンダがいじらしくてね😢
ダヴィッドもまだ若いから、アマンダを今後どうするか悩んだり、養護施設を見学に行ったり…。
なかなかアマンダを自分の養子にするか決心がつかなくて…。
サンドリーヌが生きていた時に3人で観に行こう!と買ったウィンブルドンのテニスのチケット。
ダヴィッドはアマンダと2人で行く事を決意します。
セーヌ川沿いをダヴィッドとアマンダが自転車🚲を走らせるシーンから
ロンドンのテムズ川沿いを2人が自転車を走らせるシーンへと切り替わります。
このシーンがまた愛おしくてねー!!☆
そして、テニスの試合。
「エルヴィスはもう建物の外に出ました。」
アマンダの大きな目から流れる大粒の涙…。
に貰い泣きしてしまいました😭
そしてラストは秀逸!!
だいぶアラスジをダラダラ書いてしまいましたが🙇♀️💦
音楽も良くて、画も素敵で、悲しい物語というよりも、ダヴィッドとアマンダが寄り添って生きて行く2人の絆の物語。
観終わって心がホカホカと温かくなりました。
ダヴィッドは車の免許を持って無いのかな?
パリの町をいつも自転車🚲で移動していて…そこがまた絵になって素敵だったのですけれどもね😊☆