Keitoes

アマンダと僕のKeitoesのレビュー・感想・評価

アマンダと僕(2018年製作の映画)
4.5
「エルヴィス(プレスリー)は帰った」という“絶望”を意味する諺みたいな言い回しがある事を初めて知った。


もう、全てが良かった。
パリの景色も主人公のキャラクターもアマンダの演技も、淡々と進むストーリーも。

マーク・ウェブのgiftedに境遇は似ている。

パリでアパートの管理人をしている主人公ダヴィッドは、シングルマザーの妹やその娘アマンダなど楽しく過ごしたり、アパートに入居してきたピアニストのレナと恋をしたりしている。

が、突然テロに遭遇し、妹は殺され、レナも重傷を負いピアノを弾けなくなる。
母の死でたった1人残された少女アマンダを引き取り、共に悲劇を乗り越えていく青年の物語。

文字で書くと、とても悲惨な物語だ。
けれどこの映画の良いところは、これを悲劇にもせず、テロへの憎しみの話にもせず、前向きな物語になっているところだ。

だから、そんなに泣けるポイントは多くない。(人によっては泣けるかも)

でも本当に観て良かったなって思えるような暖かさがあり、パリの美しさもあり、こうやって人生を過ごして行きたくなるような気持ちにもなる。

主演のバンサン・ラコストがとても良い風貌で好感が持てる。
アマンダ役の女の子は演技初挑戦らしい。でも、とても上手でキュート。

恋人レナ役はステイシー・マーティン。超可愛かった!「グッバイゴダール」を映画館で見逃したのが悔やまれる…!

日本公開決まったらしいので、また絶対観に行く。