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アマンダと僕のko0のレビュー・感想・評価

アマンダと僕(2018年製作の映画)
4.0
良い温度感の映画。
パリやロンドンという街の切り抜き方が面白い。
自分もダヴィッドくらいの年齢で父を亡くしたけど、死との距離感がとてもリアルだと感じる。泣きじゃくるわけでなく、時折ふっと哀しくなる、そのあたりが上手く表現されているなあと感じた。
ごく近しい近親者の急死、若くして幼き養子を迎える、パートナーとの出会い、物心もつかない間に去った母親との再会と、親・子・愛・死と人生の中の大きなテーマを淡々と描く。淡々と描く点が本作の妙味だとは思うが、これだけの人生の岐路を描くわけだからもう少しカタルシスが欲しかった。まだこれからの監督だと思うので今後に期待といったところか。


それにしても、レナ役のステイシー・マーティンがとても可愛くて個人的に当たり。これはニンフォマニアック見ないとな…。
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