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詩人のmoonのレビュー・感想・評価

詩人(2018年製作の映画)
3.6
東京国際映画祭、2本目

経済革命により時代が大きく変動している最中の中国、炭鉱で働きながら詩人として創作を続ける旦那を献身的に支える奥さんの深すぎる愛を描く。
この詩人の旦那が恋人であり、旦那でもあり、大きな息子のように描かれる所で好き嫌いが分かれそうだなとは思ったが私は好きでした。
氷山のように冷たく描かれる炭鉱の風景、毛糸の下着がほつれぴろぴろとほどけていくように、時代に翻弄される二人の関係は徐々に壊れていくように見えたが…

ラスト、俯瞰で撮ったあのカットが忘れられない
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