ペンソー

ジェミニマンのペンソーのレビュー・感想・評価

ジェミニマン(2019年製作の映画)
3.4
若かれし自分が自分を殺しに来る、"ルーパー"のようなサスペンスアクション作品。

J・ブラッカイマー製作、W・スミス主演の作品ということで期待して観に行ったけど、観終わってみると設定と映像技術だけが先行してしまった作品のような気がした。

若かれし頃のW・スミスを映像化する技術はとても素晴らしく、本物といっても過言ではないというか、本物の人間にしか見えない。
その点だけは本当に素晴らしく、実写版"ライオンキング"のそれと同じく圧倒的な映像技術にはただただ驚いた。

ストーリーはいたって普通で、カッコいいアクションにクローン人間の苦悩を織り交ぜたシンプルな作品。
最後までもちろん楽しめるし、W・スミスが銃をブッ放すのも観ていて楽しいけど、作品全体の雰囲気がいかんせん暗く、W・スミスが銃を撃ちまくっても爽快なアクション作品ではなかった。
"ライオンキング"同様、映像技術にステータスを全振りした作品でした。


A・リー監督作品。
J・ブラッカイマー製作。
W・スミス主演。
M・E・ウィンステッド、C・オーウェン、B・ウォン共演。
最後まで楽しめることは間違いないけど、"バッドボーイズ フォーライフ"のほうが楽しみです。
ペンソー

ペンソー