ゆず

ジェミニマンのゆずのレビュー・感想・評価

ジェミニマン(2019年製作の映画)
3.7
3DのHFRで鑑賞したら、現実との区別がつかない瞬間が何度かあった。冒頭、駅のホームに停まっていた新幹線が動き出すカットから「あっリアル」ってなった。私はいま駅のホームにいる、って。
3Dなのに画面は明るいし、変に色味も付いてないので、余計に現実感がある。普段、映画の感想でよく使われる「臨場感」とはまた別の「現実感」があった。
しかも私の観たバージョンは60fpsで、最高のHFR環境ではない。(うん、地方だもん、わかってる…)最高は120fpsで、日本では3館でしか上映されなかった。しかし60fpsでもその違いはよくわかる。

ちなみに…
60fpsとは1秒間に60コマの画像が流れるということ。映画は通常24fpsで作られている。

さらにちなみに…
3D上映の場合、右眼と左眼への画像が交互に流れるため実質半分の30コマになるらしい。減ってんじゃん?

またまたちなみに…
人間の視覚は30fps程度の情報を脳で補完して連続した映像として認識しているらしい。

もひとつちなみに…
ウィル・スミスのクローン役なら実子ジェイデン・スミスがいるではないかとつい思ってしまうが、『ジェミニマン』の企画自体は1997年より前からあり、ジェイデンが生まれる前から構想はあったが技術的な問題で進展してこなかった。ウィル・スミスが主演することが決まったのは2017年?

関係ないけどちなみに…
クローン役ではないが、ウィルとジェイデンの父子役ならば『幸せのちから』と『アフター・アース』で共演済み。
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