パレスチナとイスラエルの国境にて。
脚本家見習いのパレスチナ人サラムと
イスラエルの司令官アッシが
検問所で出会う。
ちょっとシリアスになるかと思ったら
アッシに人気ドラマの脚本に携わっていると言うと、あれはどうだこれはこうしろとか口出しするように。
それが意外に功を奏したり、サラム自身も影響を受け、クリエイティブさが増し、脚本家に昇進。
友情芽生えた!かと思えば
すごい脅してきたり
振幅激しい司令官が怖面白い(笑)
テンポの良いブラック・コメディ。
社会情勢を背景に逆手に取って
ここでしか作られないものを作る。
紛争なし、爆撃なし、笑いあり(笑)
サラムは好きな子に向けての台詞を考えたり
何とかうまいことやっていたけれど
次第に三つ巴くらいの(くらい?)戦いに。
やっぱり結末はそれぞれの思いがあって
どうにもならない!
で、サラムが捻り出したドラマの結末は…
わぁっ!ってなって、
わははってなりました。
テンポ良く、サクッと観られるし
これはなかなか良くできた脚本だと思う。
でもこちらは頭を使わずに観ていられる。
それでいて民族紛争はまるで生活に織り込まれていることがわかる。
見逃さずに済んで良かった!
フムスは食べたことがない。気になる。
2020劇場鑑賞16本目