ヘブライ語のイントネーションとニュアンスに明るい為、劇中の人気メロドラマ『テルアビブ・オン・ファイア』の脚本家見習いに雇われた 冴え無いアラブ人が主人公。
パレスチナ自治区エルサレムから仕事場への往復に通る検問所で、そのドラマの大ファンの妻の為に検閲を理由に脚本に口出しして来るユダヤ人所長との板挟みや、複雑なパレスチナ情勢の皮肉を含んだコメディ。
国家間の国状や宗教観、長い禍根の歴史等、笑ってイイのか解らない微妙な雰囲気の中、主人公の別れた妻との伏線も入れつつ、場当たり的な所長の意見が的を得たりしてる所など、サクサク進むシニカルなストーリーと古典映画の様な音楽が相まってイイ感じ~(^^)
ラストのオチも馬鹿々々しくも、所長のドヤ顔に笑ってしまった!😁
最後の「戦いは続く」のテロップは色々な意味が含まれているのだろなぁ~と思いつつ終幕。
なかなか余韻の残る作品でした(^-^)
随所に出てくるフムスって料理食べてみたいな~😋