lp

ホワイト・クロウ 伝説のダンサーのlpのレビュー・感想・評価

3.0
東京国際映画祭にて鑑賞。

コンペ8本目はレイフ・ファインズ監督作の『ホワイト・クロウ』。あのレイフ・ファインズの監督作で、しかも本人の来日予定もある(残念ながら私の鑑賞回ではなかったけど)ということで、コンペの中では会期前から話題になる機会が多かった今作。高めの期待値を胸に早速鑑賞。

映画は幼年期、バレエカンパニーの門扉を叩いた直後、亡命直前のパリ。3つの時間軸を混ぜ込みながら、若き日のヌレエフを描く。
やや事象を辿っているだけに感じた部分もあり、122分の上映時間は長く感じてしまったけれど、それでもサスペンスフルな亡命のシーンと、最終的な着地点の美しさには唸らされる。ラストについては劇中の言葉を借りるなら「束縛の先の自由」をヌレエフが掴み取ったことが伝わってくる。

2019年に日本でも劇場公開予定があるとのことなので、興味のある方はぜひ。
lp

lp