ハン・ジミンがこれまでとは違った魅力を見せる。
自身も虐待された過去を持つ女性が、
親に暴力を受けている女の子と出会い、
救おうと必死に戦っていく中で、
彼女自身も少しづつ変化していく。
可愛らしい役が多かったハン・ジミン。
たくさんのドラマで活躍しているが、
今作はターニングポイントになるような作品だったのでは。
幅広い役を演じられる女優だということを、改めて証明したと思う。
また、彼女を支える恋人であり刑事を演じたイ・ヒジュンが魅力的。
存在感が抜群で、目が離せなくなる。
児童虐待というテーマに切り込んだ本作。
実話がベースになっているとのこと。
日本でもそうだが、いろいろな社会問題を抱え、生きづらさが蔓延する韓国社会の中でも、児童虐待は大きな問題になっているのだろう。
引き取られ、学校に通い、楽しそうに過ごしているラストの少女の姿が救いだった。
一刻も早く、虐待されている子どもたちを救い出せるシステムを作って欲しい。