なんで録画したんだっけ?なんて呑気に観始めたら、なかなかにヘビーな作品だった!
この見るからにコミ障ぽい主人公和彦に、何故女の子が寄ってくるのか謎だったけど、色々抱えてる同士引き合ったのかも。
癒しの銭湯で行われる「掃除」。
こんな世界に馴染んじゃダメなんだけど(笑)主人公の、自分だけ知らない疎外感にイライラする感じわかる。
って呑気に観てたら、そんな呑気なまま終わるわけなかった…!
そんな時でも流れる音楽が良いんだよね〜。
あったかくて、ときどき牧歌的で。
コメディでもなく、シリアスに鬼気迫るわけでもなく、絶妙な空気を醸し出してる。
松本と和彦が飲んでるシーン好きだなぁ。
楽しみがないと生きていけないんですか?
東大出ていい会社入って幸せにならないと行けないんですか?
なんでもない会話だけど深い。
松本がなんだかんだ良い奴だし、礼儀正しいのが可愛い。
無機質なくらい呑気な和彦の両親が、キツいシーンで効いてくる…なるほど。
和彦さんファミリー最強。
人生には何度か、一生これが続けばいいのにという瞬間が訪れる。
その瞬間のためだけに生きている、それで充分。
このセリフにめちゃめちゃ共感した。
そう、多くの人はそうやって生きている。
思いがけず好みの作品に出会えて、ちょっと得した気分でしたw