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暗数殺人のkuのレビュー・感想・評価

暗数殺人(2018年製作の映画)
3.7
今作は、韓国で実際に起きた殺人事件を基にしたクライムサスペンスです。

内容は、恋人を殺したカン・テオから計7人を殺したと告白された刑事のキム・ヒョンミンは、証言以外に証拠はなく警察内部で信じる者は誰もいなかったが、自白の内容は本当だと感じ、上層部の反対を尻目に捜査に乗り出す。やがて証言通りに白骨化した死体が見つかるが、テオは「死体を運んだだけ」と証言を覆す......というもの。

こんな映画が実話ベースで制作されているのが驚きですね。恋人殺しの罪で捕まった犯人が他に何人も殺していると自白するという展開はびっくりで、なんでわざわざ知られてもない殺人を自ら暴露するんだろうと思いました。まあ、その目的は後半分かるのですが😌

裁判や証拠について詳しいテオは頭が良いのでしょう。そんなテオの思い通りにならないように刑事のヒョンミンが頭脳戦を仕掛けます。この頭脳戦の行方が後半の裁判シーンにも影響し、勝敗が決まるので見どころです。

『チェイサー』に出演しているキム・ユンソクと、『神と共に』に出演しているチュ・ジフンが頭脳戦をするだけでも個人的には楽しめました。犯人の自白は真実なのか、警察はそれに関する証拠を見つけることはできるのか。気になる方はぜひ🤗
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