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暗数殺人のminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

暗数殺人(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

かつての捜査中に知り合った殺人犯から殺人の余罪が更に6件あると聞かされた刑事の主人公は独自に捜査を開始する。刑事は苦難の末山中で死体を発見し立件までこぎつけたのたが、殺人犯は死体の運搬のみで殺害行為には関与していないと主張し始めて......という話。韓国映画。実話をベースにしているらしい

サイコパスな殺人犯と、彼のあやふやな証言をもとに地道な捜査で証拠を積み上げていく刑事の対決を描いたサスペンスもの。
犯人の飄々としたキャラと硬派な中年刑事の存在感が際立っていた。犯人の真の目的とそれを達成するための巧妙な策に振り回されつつも、刑事の執念が犯人の僅かな見落としをついて形勢をひっくり返すスリリングな展開が楽しめた。被害者遺族の逸話や犯人の家庭環境などの背景の描き方もうまかった。犯人が殺した相手は初対面で利害関係もなくほぼ衝動的なのも驚き。

最初の犯人逮捕シーンが一番ビックリした
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