ガブXスカイウォーカー

レッド・ブレイドのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

レッド・ブレイド(2018年製作の映画)
2.6
序盤は主人公・マコ(小倉優香)は父親の汚職が原因で学校でいじめられ、家庭は崩壊寸前と、暗くてちっとも面白くない。
マコが忍者の児童書「雷風刃」の中に入り込み、伝説の忍者・才蔵(坂口拓)に弟子入りするところから雰囲気が一変し、忍者少女青春ドラマになる。でも修行シーンはダラダラしてやっぱり退屈。
後半はマコの父親を犯罪へと引き込んだ張本人、原田勘助(岩永ジョーイ)の正体が実は児童書「雷風刃」から抜け出してきた悪人とわかり、ちょっとだけ面白くなる。本当にちょっとだけだ。クライマックスのバトルなんてそこそこ盛り上がってきたと思いきや、悪人どもを地雷で吹き飛ばして唐突に終わってしまう。観ていて全体的に低予算なのが伝わってきて虚しい。
そんな本作だが、アクションには気合が入っている。坂口拓、岩永ジョーイはキレッキレッだ。
そして女優陣はみんな、演技もアクションもそれなりにできているし、かわいい子が揃っている。とくに主演・小倉優香の熱演とどこかたどたどしい必死のアクションはいい。彼女の、セーラー服、白パン丸見せアクションだけでも、レンタル料200円の価値はあったのかもしれない。