fishmutton

プロジェクト・グーテンベルク 贋札王のfishmuttonのレビュー・感想・評価

3.5
良作クライムサスペンス。
戦闘シーン等の演出がややくどく感じたが、全体的に良かったと思う。
最後の最後のやつは、まさかだった。それまでは割とベタな展開だと思う。

"偽物を限りなく本物にする男"の話。

世界的な偽札製造集団の一人が逮捕される。ボスである"画家"は絶対的な力で痕跡を消し、所在不明。情報が欲しい当局と、報復を恐れ黙秘を続ける主人公。ある人が警察署を訪れ、彼は遂に全貌を語り出す・・・

偽札製造パートが楽しい。試行錯誤。発見と実験。ワクワク。
ペン先のカットの、滑らかなペンの運びが観ていて爽快。

"偽物を本物にする天才"が結局その才能により足元をすくわれるというか。
偽物じゃ埋められない物があるというか。主人公は、自分を"主人公"にするために信じ、ことを成したというか。

二重人格ではなく、あれもこれも本当で嘘ってことなのかな、と私は思った。
あの女性は、主人公のみた夢と憧れの欠片だったから大切だったのかな。

画家役のひと、伊武雅刀+松重豊÷2って感じだと思った。
主人公のキャスティングも物語に合っていたと思う。

話の内容忘れたけど、「ピエロがおまえを...」に似ていると思った。
どっかーーーん
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