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靴ひものkazu1961のレビュー・感想・評価

靴ひも(2018年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-238
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋ここのところ、好きな作品、評価の高い作品の鑑賞が続いています。本作もそんな作品。もう観始めた時からこの空気感に感動させられるのがすぐに分かる作品、人の温かさを感じることができるとても素敵な作品です。でもそこはイスラエル作品、クライマックスの展開は予想を裏切られましたが。。。

🖋何と言ってもそのストーリー展開があまりない展開。主人公の発達障害がある38歳の息子が父親の腎臓病への臓器移植を決断する物語。長い間別々の道を歩んで来た父子が再び同じ屋根の下で暮らしながら、親子関係を築いていくそんな作品なんですが、なんせ、 「サポートしなければならない」立場からから、「サポートしあえる」「頼りにしあえる」立場になっていく親子関係がとても温かく素晴らしい。。。

🖋発達障害の息子が苦手な“靴ひもを結ぶこと”。。。給付金のために「結ばなかった」靴ひも、腎臓移植の大切な時に「結べなかった」靴ひも、そして。。。「結べた靴ひも」この題名からくる暗喩がとても素晴らしくて大好きです。

🖋とても素敵なイスラエル映画、温かい感動が好きな方にはオススメです!!

😢Story:(参考: yahoo movies )
発達障害があるガディ(ネヴォ・キムヒ)は母親の死によって、父親のルーベン(ドヴ・グリックマン)と約30年ぶりに暮らすことになる。明るく人なつこい性格のガディだが、決められた生活習慣を頑なに守ろうとする一面も併せ持っていた。長い間息子と疎遠だったルーベンはガディへの接し方が分からず最初は困り果てていたが、父子は少しずつ打ち解けていく。

🔸Database🔸
・邦題 :『靴ひも(2018)』
・原題 :『Laces』
・製作国 : イスラエル
・初公開 : 2018
・日本公開 : 2020/10/17
・上映時間 : 103分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジェイコブ・ゴールドワッサー
・脚本 : ハイム・マリン
・原作 : ※※※
・撮影 : ボアズ・イョーナタン・ヤーコヴ
・音楽 : ダニエル・サロモン
・出演 : ネヴォ・キムヒ、ドヴ・グリックマン、エヴェリン・ハゴエル

🔸Overview (参考:映画. com )🔸
約30年ぶりに一緒に暮らすことになった、家族を捨てた父と発達障害のある息子が、本当の親子関係を築くまでを笑いと涙を交えて描いたイスラエル製作の人間ドラマ。母の急死により、残された発達障害のある50歳の息子。かつて家を出て行った父親が呼び出され、約30年ぶりに親子2人での生活がスタートする。生活習慣へのこだわりが強い息子に、父はどう接したらよいか戸惑いながらも2人は徐々に打ち解けていく。そんな中、父が末期の腎不全と診断され、人工透析が必要となる。特別給付金申請の面接の場で、特別な支援が必要であるとアピールするため、息子が靴ひもを結べないふりをする。イスラエル・アカデミー賞で8部門にノミネートされ、父親役のドブ・グリックマンが助演男優賞を受賞した。
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