ショップでギターを試し弾きするお客さんの、「この音…!!」って言う嬉しそうな、溶けてしまいそうな笑顔が印象的な作品。
古い建築物が取り壊される際の木材をレスキューしてギターに生まれ変わらせる、粋な職人さんと、それに引き込まれる弟子と、ギターを買いに来ているのかリックの顔を見に来ているのか、その両方かって言うお客さんの、ユーモアと好きなものに対する愛情で溢れた80分間。
建物として人々の会話を聴いてきた木が、音を鳴らす主体(ギター)に生まれ変わるストーリーもなんだかグッとくるなぁなんて思ったり。
気持ちがほくほくする、すてきな映画。