ギタリストたちの音の豊かさ…ギターとアンプだけでそれぞれの音が出てしまうことを目の当たりにして、やはり「音は人なり」というか、いい音は弾き方次第だなと改めて思った。
ニューヨークで取り壊される建物の廃材からギターを作るのは前にニュース記事で見たけど、ビンテージの良材があるというのはすごく合理的で、実際に木のいい音がするので唸った。ブライアン・メイも自分のギターを自宅の暖炉に使われていた古いクルミの材木を使って作ったというし、それを今も使い続けている、そんなことを思い出した。
弟子のビルダー、シンディの姿も飄々としながら頼もしくてよかった。カナダのいま世界トップクラスのルシアー、リンダ・マンザーのことを思い出した。彼女もまた若い頃にラリヴィーやダキストの工房に押しかけて志願して弟子になったという。
マーク・リーボウの言葉には本当にうなずかされた。音だけではなく、音楽に関わるコミュニティや人も含めて音楽なんだ、それは音と同じくらい大切だというのは、全てに当てはまると思う。
