わわう

夜の来訪者のわわうのネタバレレビュー・内容・結末

夜の来訪者(2015年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

かなり面白かった。
内容は重いけど、短いのでその点では気軽に見られるのも良かったし、よく出来てた。

警部が帰ったあとに「写真見せられたけど、実は別々の女性の話なのでは?」って言い出して、息子と娘を除く3人がきっとそうだ、良かったよかったってなるあたり、ちょっとだけ(え、そうなの?話としてはその展開もアリか…)と思ってしまったけど、結果として、そこまでの話も充分に人としてひどかったけどそこで最後の仕上げをした感があった。結局、信じたいことしか信じないんだな、と。
ていうか、別々の女性の話だったら良いわけでもないでしょう。。とも思ったし。

そういう一族のなかで、息子と娘だけが正しく罪の意識を感じているのが救いではあった。
だけど、女性を解雇した父親や申請を却下した母親は法律上の罪には問えないだろうから、これから本物の警察が来て罪を問われるとしたら、客の金を盗んだ息子だけなのかな…というのも皮肉だな。。と思った。彼は唯一まともであろうとしただけなのに。

最後、あの警部は何者だったのかは結局わからないままだったのも、お話として謎を残す感じでよかった。
何者?というより、人間じゃない…?と思ったら、私は急にうっすら怖くなってしまい…(怖がり笑)、きっと日記の妖精だったんだよ…と思うことにした。

ピーキーブラインダーズのマイケルとエイダの役者さんが出てきて、今ちょうどどハマり中なのもあり、なんか嬉しかった。
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