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アポストル 復讐の掟のYのレビュー・感想・評価

アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)
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【カルト宗教のヤバいコミュニティ】

オーー!やばい映画ですねこれ!
軽い気持ちで観ましたが、想像の3割増で血みどろでした。

スプラッターばりの血糊の量ですが、「ブッシャー」というような描写ではなく、コッテコテのヌルヌルの血がず〜〜〜っとまとわりつくような見せ方で、非常に生臭く、気分悪くさせてくれます。

あらすじは至って単純で「誘拐された妹を救う」という動機一本。わかりやすい代わりに、ビジュアルで胸糞迫って楽しませてくれる作品。

カルト宗教が舞台ですので、聖書っぽい冊子に載ってる掟を破ると、かなり惨い拷問が待ち受けています。拷問器具が、見るからに力技のイカつ〜い感じの (あっ…痛いでしょうね!) という出で立ち。

物語中盤に 「2人で結婚しようね!愛してるよ!」 と、これでもかというくらい死亡フラグをビンビンに建設するカップルも登場。妊娠した女の子は実父に殺され、男の子は拷問にかけられます。
『ジェラルドのゲーム』なんかの、腕の皮をベロンして手錠から脱出するシーンは、だんだん主人公とリンクしてきて「手首痛い気がする…(´;ω;`)」なんて思うほど共感性を誘うグロでしたが、今作は一味ちがう。
ここでは「脳天ドリル」と言わせて頂きますが、仰向けになったところから頭頂部にドリルを人力でぶっ刺す今作の拷問は、良い意味でぶっ飛んだむごさで、鑑賞しながら「イヤ!!!分からん分からん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と一周まわって痛みを想像しづらいタイプのグロさでした。

ラストがなかなかカッコ良くて好きです。
全然幸せになれませんし、できることならもう二度と観たくはないですが、オススメ。
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