でしょうかな

アポストル 復讐の掟のでしょうかなのレビュー・感想・評価

アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)
3.3
1905年のイギリス、異端の宗教が支配する孤島へと連れ去られた妹を助けに、単身乗り込んだ主人公。そこで彼は、島の恐るべき秘密を知ることとなる。

副題にある復讐の掟とは結局なんだったんだ…。
『サバハ』に続いてNetflixオリジナルのカルト映画を視聴。あちらが神への不信感がテーマなら、こちらは明確に棄教してる。
俗世からの脱出を謳うカルト宗教の閉じたコミュニティ、閉じ込められた身内の救出、裏切り者の処刑、怒鳴るような説教、これは…人民寺院的な集団自殺ものか?と思いきや、最後まで見ると結構別物だった。後半は完全にオカルトだし。
前半、主人公の潜入生活はなかなか緊張感があったが、怖い雰囲気はあるがコミュニティの内幕があまり描かれず、後半はもうグロいのやりたいだけでは?となってしまった。コミュニティの崩壊も、元から不和を抱えていたのが外部の人間によって暴かれ…とかでなく、行き詰まりを感じた指導者が発狂して何もかもブチ壊しって感じで、島の秘密もそんなに予想を上回らないし、テンションサゲサゲ。
ラストの皮肉っぽさはまあまあ好きだけど、130分は長えよなあ。
でしょうかな

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